先回のコラムでも記載しましたが、太陽光発電所に於けるPVケーブル盗難事件ですが、先日開催された太陽光発電所メンテナンス協会の会合でも、発電所のメンテナンス技術革新方法の話合いが中心では有りたが、
やはりPVケーブル盗難への関心も当然ながら非常に高く、防犯対策案に対する相談や質疑が会合終了後も沢山頂きました。

発電量の多い施設については、ハイテクな防犯システムの導入や、民会警備会社への依頼も可能ですが、低圧や小さな高圧発電所では、それら経費の捻出が出来ません。だからと言って、何もしない訳には行きませんので、発電量に見合った防犯対策を行えば良いと思います。

事実、低圧発電所でのPVケーブル盗難事件も多発していますし、隣接した家々がある発電所でもPVケーブル盗難事件は発生しています。

防犯対策の手法は色々有りますが、
第一に施設内への侵入阻止対策、第二に施設内の盗難阻止対策、第三に施設内の怪しい侵入を検知し発報するシステム構築になります。それらを、発電所の規模やロケーションに応じた対策が大切です。

原材料の高騰で、PVケーブルの価格も上がり、損保保険会社の補償も受けられず、万が一、PVケーブル盗難事件に巻き込まれると、PVケーブル類の費用、修復費用、併せてPVケーブル手配から修復作業期間の未発電(未売電)期間を合わせますと、その損失は計り知れません。ですので、各発電所事業者様は、これから先、自己防衛策を講じなければならないのです。